創成館 スタンド歓喜 息の合った応援で後押し

 創成館の応援スタンドには、生徒や保護者、教職員、卒業生ら約850人が駆けつけて、選手たちにエールを送り続けた。3年ぶりの優勝が決まった瞬間は赤いメガホンが夏空に舞い上がり「やったぞ」「甲子園だ」という歓声が響き渡った。

 21、22日の県吹奏楽コンクールで金賞を受賞した吹奏楽部が、大会の合間を縫って佐世保市から会場入り。その演奏に合わせて、息の合った歌や振り付け、掛け声で選手たちを後押しした。

 初回に先制すると、ベンチ同様にスタンドもヒートアップ。その後もピンチをしのぎ、チャンスを迎えるたびに一喜一憂しながら、選手たちと一緒に汗をかき続けた。

 自ら先頭に立って声をからした奥田修史校長は「応援練習も力を入れてきた。一般の生徒も含めて、絶対甲子園に出るという気持ちでやれた」と笑顔で胸を張った。応援団長を務めた野球部3年の平山将太郎さんと上田和平さんは「選手たちの力になれたと思う。自分たちも日本一を目指して甲子園で精いっぱい応援する」と決意を新たにしていた。

3年ぶりの優勝に歓喜する創成館の応援団=県営ビッグNスタジアム

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