アスレチックスが延長戦制す ファミリア移籍後初勝利

【ジャイアンツ5-6xアスレチックス(延長10回)】@オークランド・コロシアム

快進撃を続けるアスレチックスが2試合連続となる延長サヨナラ勝ちを収めた。4対4の同点で迎えた8回表にアンドリュー・マカッチェンの10号ソロで勝ち越しを許したアスレチックスだったが、直後の8回裏にクリス・デービスが23号ソロを放って同点。10回裏には2つの四球で二死一、二塁のチャンスを作り、マット・チャップマンが高く弾むショートへの内野安打を放って試合に決着をつけた。この試合が移籍後初登板となったジューリス・ファミリアは9回からの2イニングを無失点に抑える力投を見せ、今季5勝目(4敗)をマーク。アスレチックスはデービスとマット・オルソンがそれぞれ2本塁打を放つなど、打線の中軸がしっかり機能した。

2試合連続でリリーフ陣が崩れ、延長戦を戦うことになったアスレチックスだが、2試合連続で延長戦を制してサヨナラ勝ち。最終的に勝利を手にするあたりに、チームの勢いが感じられる。「今日のようにリードを失った試合でも、選手たちは最終的に試合をモノにしてくれる。最後のアウトを取られるまで勝つチャンスがあるということを選手たちは理解しているんだ」と語るのはアスレチックスのボブ・メルビン監督。直近12試合で9勝3敗と勢いは衰えるところを見せておらず、貯金は2014年シーズン終了時以来となる14まで増えた。トレード市場では買い手となり、すでにファミリアを獲得。メルビンはファミリアについて「新しいチームに加わるとき、第一印象がとても大事なんだ。今日のピッチングは素晴らしかったし、もうすでに彼はこのチームの一員だよ」と語り、力投を称えていた。

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