グレインキーが13Kの快投 ロッキーズ7連勝でストップ

【ロッキーズ1-6ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

ダイヤモンドバックスのエース、ザック・グレインキーが7連勝中と勢いに乗るロッキーズを相手に今季最高と言える素晴らしいピッチングを披露。8回111球を投げて被安打2、奪三振13、与四球1、失点1という見事なパフォーマンスでロッキーズの連勝をストップさせ、今季11勝目(5敗)をマークした。初回にスティーブン・スーザJr.のタイムリー二塁打で1点を先制したダイヤモンドバックスは、4回裏にニック・アーメッドのタイムリー三塁打で2点を追加。5回表にグレインキーがイアン・デズモンドに19号ソロを被弾したものの、6回裏にはジェフ・マシスのタイムリーなどで2点を追加してロッキーズを突き放した。勝利したダイヤモンドバックスは地区首位のドジャースとの1.5ゲーム差をキープ。そのダイヤモンドバックスを0.5ゲーム差で地区3位のロッキーズが追う大混戦となっている。

今季グレインキーが先発した全21試合でマスクを被っているマシスは「今日はいつもよりもスライダーが良かった」とエースのピッチングを振り返った。「前半戦はあまり狙ったところに投げることができていなかったんだ。でも、今日は昨季の状態に近かったように感じた。打者に近いところで鋭く曲がっていたよ」とマシス。速球やカーブにもキレがあり、グレインキーらしい芸術的なピッチングでロッキーズ打線を翻弄した。トーリ・ロブロ監督は「グレインキーは速球を内角と外角にしっかり投げ分けることができていた。長いイニングを投げてくれて助かったよ」とエースの好投を絶賛。直近6先発では5勝0敗、防御率1.14と素晴らしい成績を残しており、防御率は開幕直後を除けば今季ベストの3.05となった。

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