今夏の去就に注目が集まるレアル・マドリードのFWカリム・ベンゼマと有名ジャーナリストとの間で、ちょっとした論争が起こっている。
イタリアのジャーナリストで、欧州の移籍市場に精通しているジャンルカ・ディ・マルツィオ氏は先日、ベンゼマの代理人がACミランのマッシミリアーノ・ミラベッリSDとジェンナーロ・ガットゥーゾ監督と接触したと報道。会談の末に、両者はミランへ移籍することで個人合意に至っているとも報じていた。
この移籍話は欧州の各国メディアが取り上げており、ユヴェントスへ移籍したクリスティアーノ・ロナウドに続いて大きな話題を呼んでいたが、ベンゼマ本人がSNSを通じて真っ向から否定。Instagramのストーリーを使って「ディ・マルツィオ、お前は仕事を変えるべきだ。嘘つき」と反論していた。
しかし、ディ・マルツィオ氏もすぐさま反応。同氏が運営する公式サイトを通じて、交渉の仲介を務めたリュドヴィク・ファッティーゾ氏のコメントを「これは本当のことだ。わたしはベンゼマの代理人と一緒にミランの幹部に会った。これ以上のことは、わたしの口からは言えないけどね」と伝えている。
これに対してベンゼマが再びInstagramのストーリーを更新すると、「本当に嘘をつき続けるね。この嘘つき」と。そしてTwitterでは、ファッティーゾ氏のコメント記事を引用リツイートしつつ、笑う顔とピエロの絵文字を投稿している。この論争はどのような結末を迎えるのか。ベンゼマのコメントを聞く限り、ミラン移籍はなさそうだが、はたして。