両軍4本塁打ずつが飛び出した空中戦をドジャースが制す

【ドジャース7-6フィリーズ】@シチズンズバンク・パーク

両軍に4本塁打ずつが飛び出した空中戦は、5対5の同点で迎えた9回表にドジャースがフィリーズ5番手のセランソニー・ドミンゲスの暴投とマット・ケンプのタイムリーで勝ち越しに成功。その裏、ドジャースは守護神のケンリー・ジャンセンがマイケル・フランコにこの試合2本目となる15号ソロを浴びたものの、後続3人をしっかり抑えて1点差で逃げ切った。8回裏の1イニングを無失点に抑えたスコット・アレクサンダーが今季2勝目(0敗)、ジャンセンは29セーブ目をマーク。フィリーズはドミンゲスが制球を乱して自滅した。

フランコの2本目の一発を除く7本塁打が5回までに飛び出す爽快な空中戦だった。ドジャースは初回にマックス・マンシーの23号ソロとヤスマニ・グランダルの14号ソロ(二者連発)で2点を先制し、2回表にはクリス・テイラーが12号ソロ。フィリーズは2回裏にフランコの14号ソロで1点を返したが、4回表にドジャースはジョク・ピーダーソンの14号ソロで再び3点リードとした。しかし、フィリーズは5回裏にリーズ・ホスキンスの17号3ランで同点に追い付き、次打者のオドゥベル・ヘレーラが18号ソロを放って逆転に成功。その後、ドジャースが7回表にマンシーの犠牲フライで5対5の同点とし、9回表に2点を奪って接戦を制した。なお、今季限りでの現役引退を表明しているドジャースのチェイス・アトリーは全盛期を過ごしたフィリーズの本拠地で先発出場(8番・二塁)したものの、4打数ノーヒットに終わっている。

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