今季からチェルシーの指揮を執るマウリツィオ・サッリは、前任のアントニオ・コンテとはまるでタイプの異なる指揮官だ。サッリが昨季まで指揮していたナポリとコンテのチェルシーを比較すれば違いは一目瞭然だ。サッリのサッカーは非常に攻撃的で、時に現実的に守備を固めるコンテの理念とは大きな違いがある。
23日に行われたオーストラリアのパース・グローリーとのテストマッチで得点を挙げたFWペドロ・ロドリゲスは、サッリが現マンチェスター・シティ指揮官ジョゼップ・グアルディオラに似たところがあると感じているようだ。
英『FourFourTwo』によるとペドロは、「2人は似ているよ。インテンシティ、メンタリティの部分などがね。良いことだ。監督は非常にモチベーションがあるし、良いよ。彼がナポリで何をやってきたか分かっている。彼は非常に優れたアイディアを持った良い監督だ」とサッリについてコメントしている。
サッリ自身もチェルシーの指揮官に就任した際にグアルディオラと似たアイディアがあることを認めている。チェルシーではコンテ、ジョゼ・モウリーニョなど手堅いスタイルで成功を収めた指揮官も目立つが、彼らよりグアルディオラに近いタイプの指揮官と言える。
ペドロはアイディアを取り込むのに時間がかかるとも語っており、すぐ機能するかは分からない。しかし新シーズンのチェルシーはこれまでにない攻撃的なサッカーを展開してくれそうだ。