カクテルの出来栄え競う 地元産かんきつ類 「味美」使用 ホテルオークラJRハウステンボス

 長崎県佐世保市のホテルオークラJRハウステンボスで23日、地元産かんきつ類の新品種「味美(みよし)」を使ったカクテルの出来栄えを競うコンペティションが開かれた。従業員10人が出場し、審査の結果、最優秀賞には立井文明さん(41)の「KISS ON THE SUNSET」が選ばれた。
 地域との連携事業の一環。「味美」は鹿町町の川久保三好さん(79)が15年ほど前から本格的に栽培し、2012年に新品種登録された。レモンやカボスと比べ、まろやかさが特長という。
 コンペでは香りや味、飾り付けに加え、ネーミングや礼儀作法も審査。立井さんが考案したカクテルはラム酒をベースにし、海に沈む佐世保の夕日をイメージした。今後、ホテル内のバーなどのメニューに加える予定。
 コンペの様子を見守った川久保さんは「感激した。地域の特産物として親しまれればうれしい」と話している。

コンペティションで最優秀賞に輝いた立井さん(右)=佐世保市、ホテルオークラJRハウステンボス

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