新執行役員プロフィール・JX金属

小松崎寛氏(総務部・法務部・広報・CSR部担当、総務部長兼秘書室長)/こまつざき・かん/総務畑、「出会いを大切に」

 佐賀関、日立、敦賀などの製造現場で総務畑を歩んできた。

 抱負は「丁寧に、かつ無駄なく無理なく無理させずに仕事をする、仕事をさせることを心掛けていきたい。

 そのためにも人の話をよく聴く、現場や現物をよく観ることを常に意識して取り組んでいきたい」という。

 剣道は七段の腕前。「上達しないなあ、との思いで続けてきたが、その中で多くの方と出会い、導かれた結果」と話す。

 さらに「剣道に限らず、すべての面で支えられていることに感謝しつつ、出会いを大切にしていきたい」とも。

 84年一橋大経卒、茨城県出身、57歳。

谷明人氏(技術本部企画管理部長)/たに・あきと/経産省出身、幅広い人脈

 経済産業省出身で、大臣官房審議官(製造産業局担当)、技術統括審議官などを歴任。これまで公的セクターで資源・エネルギーの安定確保や大学発ベンチャー企業の支援、大学からの技術移転など産学連携の推進などに従事してきた。

 温和に見えるが強い情熱を内に秘める。資源業界に幅広い人脈を有するのも強みだ。「これまでの経験を実際の企業現場で生かしていきたい」と抱負。

 最近は昭和40年代、50年代のスポ根モノのテレビアニメや社会現象を回想するサークル活動が息抜きとなっている。「ご関心がある方はお声をかけてください」とも。

 85年北海道大学工卒。徳島県出身、56歳。

百野修氏(電材加工事業本部機能材料事業部長)/ひゃくの・まなぶ/圧延加工畑、「視野広く」

 入社以来、一貫して圧延加工事業に携わる。営業職だが倉見工場の経験も長く、営工両面で事業部をけん引。倉見工場の大型投資計画(2020年上期稼働予定)でも中心的役割を果たす。

 「圧延銅箔・高機能銅合金条が市場の波に乗り、非常に忙しくなっている。デバイスの高度化で機能材料への要求は、さらに厳しくなるが、広い視野をもち、他社に真似できない差別化の実現に向けて事業部をリードしていく」が抱負。

 中学からの陸上競技(短距離)経験者。「好きなレース展開は後半追い込み型で、仕事でもそうありたい」とも。

 85年九大法卒、福岡県出身、56歳。

中村祐一郎氏(電材加工事業本部薄膜材料事業部長)/なかむら・ゆういちろう/「仕事は楽しく」が信条

 入社以来、一貫してスパッタリングターゲットの開発・製造に従事してきた。

 「短いサイクルで、タイムリーに安定したものづくりと製品開発の両立が求められる薄膜材料の市場で先んずるため、既存技術・プロセスの洗練に加え、革新的な技術・プロセス開発に挑戦し続けたい」と話す。

 「手段にとらわれて本当の目的を見失わないこと」と「仕事は楽しく」が信条。

 「ひょうひょうとみえて実は割と気が短いが、しばらく前からあまり怒らなくなった」と周囲評。

 趣味は技術開発、奥さん、愛猫。

 87年東北大学工(修)卒。山形県出身、56歳。

豊岡武裕氏(技術本部審議役)/とよおか・たけひろ/事業立上げの経験豊富

 JXエネルギー出身。前職では入社から新規事業の企画・研究・開発・事業立ち上げに携わってきた。

 「今後は当社のDNAに異なる視点を加えていき、技術を軸として継続的な企業価値向上が実現できるように、尽力していきたい」と話す。

 ものづくりが大好きで、家具やオーディオ機器から料理まで手作り派。

 音楽の趣味はクラシックからアイドルまで幅広く。好きな言葉は「未来は予測するものではなく創るもの」。

 健康のために「下手なゴルフに打ち込んでいる」とも。

 87年東工大理工(修)卒、神奈川県出身、55歳。

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