ベリオスが7回無失点の好投で10勝目 ツインズ快勝

【ツインズ5-0ブルージェイズ】@ロジャース・センター

ツインズ先発のホゼ・ベリオスが7回102球を投げて被安打4、奪三振9、与四球1、無失点という素晴らしいピッチングを見せ、2年連続の2ケタ勝利となる今季10勝目(7敗)をマーク。ツインズは最終戦を残して敵地ロジャース・センターでのブルージェイズ3連戦の勝ち越しを決めた。ベリオスは2回裏一死一、三塁のピンチを連続三振で切り抜けて勢いに乗り、その後は二塁すら踏ませない快投。ベリオスを援護したい打線は5回までブルージェイズ先発のライアン・ボルッキの前に無得点に封じられていたものの、6回表にブライアン・ドージャーの犠牲フライとロビー・グロスマンのタイムリー二塁打で2点を先制し、8回表にはエドゥアルド・エスコバーがブルージェイズ2番手のジョン・アックスフォードから15号3ランを放って試合を決定付けた。

予想外の不振により7月のトレード市場では売り手に回ると見られているツインズだが、2022年まで保有可能なベリオスは今後も投手陣の中心であり続けるだろう。この試合では得意のカーブボールで10個の空振りを奪うなど、ブルージェイズ打線から13個の空振りを奪い、8個の空振り三振を含む9奪三振。3回以降は連打を許さず、7イニングを投げてブルージェイズ打線をわずか4安打に封じ込めた。7イニング以上を無失点に抑えたのは今季5度目であり、好調時には支配的なピッチングをできることは誰もが知っている。5失点以上の登板も同じく5度あり、登板ごとの調子の波をいかに小さくできるかが、真のエースへ成長できるかどうかのポイントとなりそうだ。

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