「水冷たくて楽しい」 大村・郡川砂防公園 家族連れでにぎわう

 酷暑が続く中、多良岳を源流とする郡川上流にある郡川砂防公園(大村市黒木町)が連日、涼を求める家族連れでにぎわっている。
 市河川公園課によると、同公園は1994年にオープン。57年の諫早水害直後に建設され、歴史的価値が高い石積みアーチ式砂防ダムを中心に、渓谷に沿った散策路や長さ32メートルのつり橋、広場などが整備されている。
 公園内には自然石を利用した淵や中州があり、避暑地としても人気。大人たちが木陰で流水に足を浸して一休みする中、水着姿の子どもたちはサワガニを捕ったり、泳いだりして水遊びに興じていた。
 市立大村小4年の平湯大駕君(10)は「夏休みなのでいとこたちと遊びにきた。水が冷たくて楽しい」と話した。

涼を求める家族連れらでにぎわう郡川砂防公園=大村市黒木町

© 株式会社長崎新聞社