長崎市神浦下大中尾町の大中尾棚田で休耕田のヒマワリが見ごろを迎えている。同棚田保全組合(尾崎正博会長)が5月中旬、初めて種をまいた。黄色い花が周りの緑に映え、「棚田の新しい夏の風景に」と地元の期待も高まっている。
ヒマワリは、組合が草を刈り管理していた休耕田4面に植えた。高さ1メートルほどに育ち、厳しい日差しを喜んでいるような雰囲気。時折、蜜を目当てにチョウが飛んでくる。
昨年までの数年間はコスモスを植えていたが草の繁殖力に負けて花が少なかったという。同組合の森峰一副会長は今年のヒマワリについて「これだけ咲けば上出来。棚田を訪れる人に楽しんでもらえれば」と話した。来年は規模を広げる予定だ。
ヒマワリの一部は長崎市東出津町の道の駅夕陽が丘そとめで近く販売する。
