トレード市場で注目のウィーラーが好投 メッツ勝利

【パドレス3-6メッツ】@シティ・フィールド

7月も残り8日となり、トレード市場で注目を集めているザック・ウィーラーがいつまでメッツのユニフォームを着ているかは定かではない。周辺が騒がしくなり始めるなか、ウィーラーは7回2失点の好投でチームを勝利に導き、今季4勝目(6敗)をマークした。3点リードの3回表に二死満塁のピンチを招いてウィル・マイヤーズのタイムリーで2点を失ったウィーラーだが、その後は安定感を取り戻し、4イニング連続で三者凡退。99球で7イニングを投げ抜き、4点のリードを保ったままブルペン陣にバトンを渡した。その後、2番手のセス・ルーゴが9回表にマイヤーズにタイムリー二塁打を浴びて1点を返されたものの、メッツは6対3で逃げ切り。本拠地シティ・フィールドでのパドレス3連戦の第2戦を終え、対戦成績を1勝1敗とした。

メッツはパドレス先発のエリック・ラウアーの立ち上がりを攻め、初回に二死満塁のチャンスを作ってデビン・メゾラコのタイムリー二塁打で3点を先制。1点差に迫られた直後の3回裏にはマイケル・コンフォートの13号2ランで再びリードを3点に広げ、続く4回裏にはアズドゥルバル・カブレラのタイムリーでさらに1点を追加した。好スタートを切りながら急失速し、借金16で地区最下位に沈んでいるメッツはトレード市場では完全に売り手モード。ウィーラーのほか、ノア・シンダーガードやジェイコブ・デグロムといった主力投手、カブレラら主力野手にもトレードの噂が出ているが、フロント陣はどのような決断を下すのだろうか。

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