長崎県五島市内の民間企業の商品開発力や販売力アップを目指す「島の商売活性セミナー」が20日、同市内であり、鳥取県で地元企業のコンサルティングに取り組む松井太郎さんが講演。価格や品質だけで勝負するのでなく、商品の開発秘話や会社の苦労話などの「ストーリー」を盛り込み客を引きつける必要性を強調した。
松井さんは、同県の企業に都市部などから高い経営スキルを持った人材を県内企業に呼び込む「とっとりプロフェッショナル人材戦略拠点」のマネージャー。昨年、特色ある地域資源や特産品を発掘し、ブランディングや販路開拓に取り組む地域商社を設立した。
松井さんは、買い手の想像力をかき立てる要素に「地方の課題」「目標や未来」「葛藤や困難」を挙げ、「ストーリーに仕立てて商品と共に紹介することで、共感を呼び、会員制交流サイト(SNS)発信やリピーターにもつながる」と述べた。
長崎県プロフェッショナル人材戦略拠点「プロナ」主催。市内の民間事業者ら約30人が参加した。
「ストーリー」盛り込み販売を 島の商売活性セミナー 鳥取のコンサルタント 五島で講演
- Published
- 2018/07/26 00:09 (JST)
- Updated
- 2018/12/10 17:55 (JST)
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