レイズ・イバルディ 1対1のトレードでRソックス移籍

ライバル・ヤンキースと首位争い中のレッドソックスは先発陣の強化のためトレードを敢行した。新たにレイズからネイサン・イバルディを獲得し、その見返りとしてジャレン・ビークスを放出したことを発表した。これでチームは地区優勝に向けて強力な戦力を得ることとなった。

新たにレッドソックス入りが決定したイバルディは2016年8月に受けたトミー・ジョン手術から復帰し、今季は完全復活を目指すシーズン。しかし、開幕直前に右肘を痛めたことで出遅れてしまい、メジャー復帰は5月末まで時間を要した。ここまで10試合に登板して3勝4敗、防御率4.26の成績。負け越してはいるものの、6月のナショナルズ戦と7月のメッツ戦では相手打線をそれぞれ1安打に抑える好投もみせている。

一方でレイズ移籍となったビークスは25歳の先発左腕で今季メジャーでは2試合のみの登板にとどまっているが、3Aでは16試合に先発し5勝5敗、防御率2.89と好成績を残している。また、レッドソックスでは球団内有望株ランキング15位に入っていた逸材で90マイル前半の直球とカッターやチェンジアップなどを操る。既にレイズでの球団内ランキングで16位に名を連ねた。ビークスは制球と奪三振率が良く将来の先発ローテーション候補としての期待も高まる。

ア・リーグ東地区首位を走るレッドソックスは103試合を消化して先発防御率3.66とリーグ3位の成績を挙げている。今回獲得したイバルディは今季、右打者に対しての被打率.207、被出塁率.217と走者を許さず試合をつくることができる。果たして新天地では勝ち星を増やし、地区優勝に貢献できるか。また、ビークスもレイズでメジャー初勝利を挙げることができるか両者の活躍に期待したい。

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