近畿工業、太陽光パネルのリサイクル処理設備を販売

 破砕機・選別機メーカーの近畿工業(本社・兵庫県神戸市、社長・和田直哉氏)はこのほど、開発を進めていた太陽光パネルのリサイクル処理設備が完成、金属リサイクル業界含め廃棄物処理業界へとの販売を強化していく。

 同社が開発した太陽光パネル処理設備の主な流れは、端子ボックスを取り外した後、アルミ枠解体機へ投入。センサーがアルミ枠の位置を感知し、1枚当たり120秒のペースでアルミ枠のみを自動で分離する。アルミ枠を外したパネルはガラス剥離機へと投入され、自動的にロール状の刃物で剥離することで、85%以上のガラス剥離が可能となる。設備全体の処理能力は、1日当たり8時間、1枚20キログラムとすれば、1日約4・8トンを処理できる。

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