ブラジルサッカー連盟(CBF)は25日、同国代表の指揮官を務めているチッチ監督との契約を、2022年に行われるカタールW杯の終了まで更新したと発表した。
現在57歳のチッチ監督は、グレミオやコリンチャンス、パルメイラスなど、数々の国内名門クラブを指揮。その腕を買われ、2016年6月にブラジルW杯以降低迷していた母国代表の復権を託された。すると、W杯南米予選で苦戦を強いられていたチームを見事に立て直し、首位でロシア行きを決めた。本大会でも優勝候補の筆頭に挙げられ、グループリーグ突破も果たしたが、ベスト8で相見えた若きタレント軍団ベルギー代表に惜敗し、20年ぶりの世界一を逃していた。
ただ、この2年間の結果は素晴らしく、チッチ監督は26試合で20勝4分2敗という好成績を残している。そういった状況もあってか、CBFは現指揮官との契約延長を決めた。はたして、チッチ監督は4年後のカタールW杯で、今夏のリベンジを果たすことができるのか。