セグーラが決勝打 マリナーズまたも1点差の接戦を制す

【ジャイアンツ2-3マリナーズ】@セーフコ・フィールド

8回裏にジーン・セグーラのタイムリーで勝ち越したマリナーズは、9回表のジャイアンツの攻撃を守護神のエドウィン・ディアスが三者連続空振り三振に仕留めて1点差で逃げ切り。今季両リーグ最多となる27度目の1点差勝利をマークした。マリナーズは好投していたマイク・リークが7回表に捕まり、2対2の同点に追い付かれてしまったものの、8回裏に一死二塁のチャンスを作り、セグーラが初球をセンター前に弾き返す勝ち越しタイムリー。得意の接戦を制し、本拠地セーフコ・フィールドでのジャイアンツ2連戦を1勝1敗で終えた。貯金は再び20の大台に乗り、地区首位のアストロズとは5ゲーム差。明後日からは20連戦がスタートするが、うち16試合が同地区球団との対戦であり、17年ぶりのポストシーズン進出に向けて正念場となりそうだ。

決勝打を放ったセグーラは「シンカーが低めに来るのを待っていたんだ。狙い通りのボールが来たよ」と自身の打席を振り返った。「狙い通りのボールに対して良いスイングをすることができた。打球は上手い具合にセンターへ抜けていってくれたね」とセグーラ。試合終盤の貴重なチャンスで勝負強さを発揮し、チームに貴重な勝ち越し点をもたらした。9回表に登場したディアスは三者連続空振り三振という圧巻のピッチングで今季38セーブ目をマーク。1点差のセーブは21度を数え、38セーブとともに両リーグ最多の数字となっている。いまだ60セーブペースを維持しているディアス。チームのポストシーズン進出とともに、史上2人目の大記録なるか注目したい。

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