スタートリオがアーチ共演 エンゼルス11得点で大勝

【ホワイトソックス3-11エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

エンゼルスはマイク・トラウト、アルバート・プーホルス、大谷翔平のスター選手トリオが初めてのアーチ共演。トラウトが2本塁打を含む3安打4打点をマークするなど、4本塁打を含む14安打11得点の猛攻をホワイトソックス投手陣に浴びせ、本拠地でのホワイトソックス3連戦の被スイープを回避した。初回にトラウトの27号ソロで先制したエンゼルスは、2回裏にプーホルスが17号ソロを放ち、5回裏には大谷の9号2ランなどで一挙4得点。続く6回裏にはトラウトの28号3ランなどでさらに5点を追加し、一気に試合を決めた。エンゼルス先発のタイラー・スキャッグスは6回9奪三振2失点(自責点1)の好投で8勝目(6敗)。ホワイトソックスは先発のジェームス・シールズが3本塁打を浴びるなど4回6失点と打ち込まれ、12敗目(4勝)を喫した。

エンゼルスのマイク・ソーシア監督は「見ていて楽しかったね」とスター選手トリオのアーチ共演を振り返った。プーホルスの一発は通算631号となり、ケン・グリフィーJr.をかわして歴代単独6位に浮上。また、トラウトは通算13度目の1試合複数本塁打となった。エンゼルスは直近6試合で1勝5敗、合計23得点(うち14得点は唯一勝利したアストロズ戦のもの)と得点力に陥っていたため、ソーシアは大谷を2番に挙げ、アンドレルトン・シモンズを6番に回すことを決断。大谷が9号2ランを放てば、シモンズも2安打1打点と活躍し、打順変更が功を奏した形となった。「2番には慣れていない」と話していた大谷だが、3回裏の第2打席では四球を選んでトラウトに打順を回すなど、繋ぎ役としてもしっかり機能。今後は「攻撃的2番打者」として起用されるケースが増えるかもしれない。

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