「全力尽くした」 遺族協力に感謝 神奈川県警元捜査員

 オウム真理教による一連の事件で死刑が確定した13人全員の刑が執行されたことを受け、1989年11月に起きた坂本堤弁護士一家殺害事件の捜査に関わった県警の元捜査員は「長期にわたり、県警としてありとあらゆる捜査を尽くして証拠、証言を集め、事件解決に全力で向かった」と振り返った。「今はただ、一生懸命やったとの思いしかない。ご遺族にもご協力をいただいた。当時の同僚ら協力していただいた人たちに感謝している」と述べた。

 別の県警の元捜査員も「これで被害者が報われる。(自分自身も)やっとオウム事件を忘れることができると思う」と話した。

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