【高校野球北神奈川】慶応が2年ぶり決勝へ

 第100回全国高校野球選手権北神奈川大会準決勝第1試合は27日、慶応が東海大相模を7-4で下し、2016年以来となる決勝進出を決めた。

 慶応は1点をリードする四回に1死満塁から9番生井が走者一掃の三塁打。さらに2番大川のタイムリーで1点を加え、一挙4点を奪い6-1とリードした。エース生井は投げても再三の窮地で決定打を許さず、九回途中までを4失点に抑え勝利に導いた。

 東海大相模は五回に1点を返し、六回にも2死二、三塁の好機を迎えたが、プロ注目の主砲森下が遊ゴロに抑えられ、反撃機を断たれた。投げてもエース齋藤が四回途中までに6失点と攻略された。

 慶応を率いて3年目で初めての決勝となる森林貴彦監督は、「誰か一人がというよりも、色んな選手が打ってつないでくれた。もちろん生井は良く投げてくれたけど、彼がはじいた球を野手がしっかりカバーしたり、全員で勝てたのが本当にうれしい」と話した。

 慶応は決勝で、桐光学園と戦う。

◆神奈川大会の決勝が台風の影響で順延

 第100回全国高校野球選手権神奈川大会は、28日に南神奈川の決勝を予定していたが、台風の影響で中止となり、同決勝が29日に、北神奈川大会の決勝が30日に、それぞれ順延が決まった。試合はそれぞれ横浜スタジアムで午前11時から行われる。

【慶応-東海大相模】4回、慶応の生井が走者一掃のタイムリーを放つ

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