お守りホオズキに家内安全願い 八坂神社で「ぎおん祭」 29日まで

 疫病退散や家内安全を祈る「ぎおん祭」が27日、長崎県長崎市鍛冶屋町の八坂神社で始まった。境内には出店が立ち、縁起物のホオズキを求める参拝客でにぎわっている。29日まで、午後6時~9時に開かれる。
 「ぎおんさん」と親しまれ、1626年から続く夏の風物詩。お守りの言い伝えがあるホオズキの切り花300本、鉢植え100点が並んだ。
 安産祈願に訪れた長崎市城山台2丁目の会社員、辻村達也さん(32)は「熱中症に注意して元気に夏を過ごしたい」と話した。
 八坂神社の小西隆禰宜(ねぎ)(67)は「厄をはらい、家族皆さんで暑い夏を乗り切ってください」と参拝を呼び掛けている。

ホオズキを買い求める参拝客=長崎県長崎市、八坂神社

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