旧優生保護法(1948~96年)に基づき全国で障害者らに強制不妊手術が繰り返されていた問題で、県は27日、県内で旧法に基づいて手術が実施されたとみられる男女37人の個人名が記された資料が見つかったと発表した。少なくとも男女25人が本人の同意なく不妊手術を強制され、11人が県優生保護審査会から手術決定の判断を下されていた。96年度まで同審査会が手術決定を判断していた形跡も見つかった。また、昨年9月に一部の職員が資料の存在を知っていたにも関わらず、県としての把握が遅れていたことも分かった。
県に強制不妊個人資料37人分 昨年9月把握、調査せず
- Published
- 2018/07/28 11:00 (JST)
- Updated
- 2018/12/10 17:57 (JST)