面接官に輝く印象を残すには?
面接官は1日に何人もの面接をしています。
定番質問への似たり寄ったりの答えだと、正直、あまり内容は聞いていません。
「何を話すか」より、「どんな風に話すか」が重要というのは本当なのです。
そんな面接官に、採用したいと思ってもらうにはどうしたらよいのか、面接官の心理から分析し、皆様にお伝えします。
面接官は気楽に面接している?
面接する側は気楽でいいな、なんて思っていませんか?
応募者ほどではありませんが、面接官も多少は緊張しています。
短時間で応募者を見極められるか、会社をどう印象付けるかなど、良い人を採用するためいろいろと考えているのです。
複数の面接官がいる場合、聞こうと思っていた質問を隣の面接官が先に聞いてしまう、なんてことも。
そんな時、質問の答えを聞くより、慌てて履歴書を読んで次の質問を考えるのに必死な面接官もいたり!
頭の中で忙しく計算している面接官に、他の応募者とは違う輝く印象を残すには、ありきたりではない自己アピールが必要です。まずは、定番質問にどう答えるか、面接官の気持ちとともにご紹介します。
「緊張していますか?」は面接官の救いの手
この質問は、笑顔がない応募者にリラックスしてもらいたくていう場合が多いです。
表情が硬いので聞いているのに、していません!といってしまうと、普段から無表情なのか、と評価が下がってしまいます。
この質問は面接官の救いの手だと受け止めましょう。
答えとしては、「はい、御社に入りたいという気持ちが強く、普段より早口になってしまいました。」と普段の自分はもっと良いことを伝え、かつ第一志望であることをアピール。
これまで出なかった笑顔も復活させましょう。
「仕事と仕事の間のブランクはどう過ごしていましたか?」は挽回のチャンス
仕事が見つからなかったから遊んでいた、なんて、正直に答える必要はありません。
ブランクがある人は、また聞かれた!と暗い気持ちになりがち。
でも、ブランクがNGなら、そもそも面接に呼ばれていないはず。
この質問は、挽回のチャンスを与えてくれているのです。
面接官を安心させるため、「家族の介護をしていましたが、おかげさまで現在は回復しております。」というように、今後は長期に休むリスクはないことを伝えられるとさらに良いです。
「質問はありますか?」には必ず答えよう
面接では最後に質問の有無を聞かれますが、面接官全員が応募者に注目する瞬間でもあります。
たとえ無難な答えでも、ないというよりあるといった方がその会社に興味がある、と感じさせ、印象が良いです。
良い例としては、「現在の仕事でこのような経験を得ていますが、御社の業務でお役に立てますでしょうか?」などが、やる気を伝えてアピールできるのでお勧めです。
良くないのは、面接官が困るような質問を投げかけることです。
恥をかかされた!と悪い印象を与えてしまいますのでご注意を。
面接官が思わず顔を上げる、「殺し文句」を用意
複数の面接で疲れ気味の面接官。
誰が誰だったのか、わからなくなってしまうことも。そんな中で、相手の心をグッとつかむ「殺し文句」を用意するのが重要です。
書類に目を通して下を向いていた面接官が、顔を上げて話を聞いてくれたら大成功。
私の友人の例ですが、「愛する職場で、愛する人と働きたいと思っています。よろしくお願いします。」と最後に言ったそう。
面接ではあまり聞かない、「愛する」というワードに、面接官も自分のことを言われたようで、ドキッとした顔をしていたそうです。
「第一志望」と言わずとも、上手に熱意を伝え、当然彼女は内定をもらっていました。
自分だけのアピールポイントに熱意というスパイスを加え、面接官を注目させる「殺し文句」があれば、面接はもう怖くないハズ!
あなただけの素敵な「殺し文句」をみつけてくださいね。