赤黒い月 くっきり撮影 幻想的な皆既月食 長崎県天文協会の松本会長 佐世保

 満月が地球の影にすっぽり入る「皆既月食」が長崎県内でも28日明け方に観測され、県天文協会の松本直弥会長(65)=佐世保市=がその様子を写真に収めた。
 松本会長は星和台町の自宅にある天文台から観測。28日午前3時20分ごろから月食は始まり、同4時半すぎには月が完全に地球の影に隠れたという。
 松本会長は「空気がきれいだったようで、赤黒い月がよく見えた。地球には今、火星が接近しており、二つの赤い天体が同時に浮かんでおり、幻想的だった」と話した。

松本会長が撮影した皆既月食(時間ごとに撮影したものを合成)

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