3つのポイントで、お家ビールをもっとおいしく!今さら聞けない、ビールのはなし。

こんばんは!そろそろビール専用冷蔵庫が欲しいライターきのこです。今夜は、お家ビールがもっとおいしくなる3つのポイントをご紹介します。

3つのポイントは・・・

①すぐに飲まない②きれいなグラスを準備③注ぎ方にこだわる

それでは順番に説明していきます!

その1「すぐに飲まない」

えーっ!何を言ってるの! 買ってきたらすぐに飲みたい!」という気持ちはとーっても分かります。ですが、ここはおいしいビールを飲むためにガマンです! どうして買ってきて、すぐに飲んではいけないんでしょうか。最大の理由は「炭酸が落ち着いていないから」です。 ビールに振動が加わると、ビール中の炭酸が分離して、瓶や缶の上部に溜まります。この状態で瓶や缶を開けると、炭酸が一気に抜けてしまいます。必要以上に炭酸が抜けてしまったビールは、味のバランスが崩れてしまい、おいしくありません。せっかくのビールが台無しなのです。 お店で買ってから家に持ち帰るまでの間、ずっと振動が加えられ、温度が上がってしまいます。ですから、炭酸を落ち着かせるために、最低一晩は冷蔵庫で冷やすのがおすすめです。

冷蔵庫のドアポケットにビールを入れることは避けましょう!冷蔵庫を開け閉めする度に、振動を与えてしまいます。また、ビールを寝かせるのもNGです。転がると振動が…!

冷蔵庫の中でも温度変化が少なく、振動が伝わりにくい場所で、立てた状態で冷やしてください。

その2:きれいなグラスを用意しよう

皆さんはビールを飲むとき、缶のままで飲んでいませんか? 目と鼻と舌をフル活用してビールを味わうために、ぜひグラスに注いで飲みましょう。その時はキレイなグラスを用意してください。

ビールグラス 気泡 汚れ NG

例えば、こちらの写真を見てください。グラスの内側に小さな気泡があります。これはグラスが汚れているサイン。グラスの内側に油分やホコリが残っていると、そこから炭酸が抜け、ビールがおいしくなくなってしまいます。さらに油分によって、泡持ちも悪くなります。

キレイなグラスを用意するのに必要なことは、たったの3つです!

1. グラス専用のスポンジを用意すること スポンジに付いた料理の油分がつかないように、グラス専用のスポンジを用意してください。洗剤でグラスの油分やホコリを取り除き、十分に水で洗い流しましょう!

2. さかさまにして水分を切り、そのまま自然乾燥させること ふきんで拭くと、ふきんに付いている油分や繊維がグラスにつくことがあります。

ビールグラス 洗浄後 自然乾燥

3. 飲む直前に軽く水洗いをすること グラスについた食器棚の匂いやホコリを洗い流すために行います。室温が高く、グラスの温度が高いときは、冷水で洗い温度を下げるといいですね。 時々、居酒屋などで、ジョッキやグラスを冷凍庫に入れているのを見かけますが、これはマネしないでください。凍ったグラスに注いだ時、瞬間的にビールが凍り、味が変わってしまうことがあります。また、グラスに付いた霜によりビールが薄まりすぎてしまいます。

その3「注ぎ方にこだわる」

ビールは注ぎ方で味が変わることを知ってますか?
ビンや缶では、お店のサーバーのように、きめ細かい泡を乗せることはできません。しかし、大手ビールメーカーの工場見学などで紹介される「3度注ぎ」でビールを注げば、ふわふわの泡となめらかな舌触りのビールを楽しむことができます。

「3度注ぎ」はコツを掴めば簡単ですので、ぜひお試しください!

(1) グラスは手に持たず、まっすぐ置く。

(2) 1度目は、グラスの底に当てるように勢いよく注ぎ、わざと泡立たせる。泡がグラスの縁に来るまで注ぐ。

(3) 泡が落ち着くまで待つ。ビールの液面がグラスの半分くらいまできたら、2度目を注ぐ。泡を持ち上げるようにゆっくりと注ぐのがポイント。

(4) グラスの縁から少し泡が盛り上がるまで注ぐ。

(5) 泡がグラスの縁より下がる前に、3度目のビールを注ぎ足す。泡が崩れないように優しく注ぐのがポイント。

\完成!/

この注ぎ方は、1度目に適度に炭酸が抜けるので、なめらかな口当たりと、スムーズな喉越しを楽しめます。

ご紹介した「3度注ぎ」以外の注ぎ方もあります。 炭酸の刺激が好きという方には、「1度注ぎ」がオススメです!
グラスを傾け、泡を立てないようにそーっと注ぐ方法です。この方法は、飲み始めから飲み終わりまで苦みの変化がなく、ピリピリとした炭酸を楽しむことができます。

適した注ぎ方は、好みやビールの種類(ビアスタイル)によっても変わってきます。いろいろと試してみて、お気に入りの次ぎ方を追求してみてはいかがでしょう?

ちょっとの工夫でおうち飲みをもっと楽しく!

今回は、おウチビールがもっとおいしくなる3つのポイントをご紹介しました。少しの工夫で、さらにおいしく楽しめることができます。この3つのポイントで、皆さんもおウチビールの達人になってください! では、おいしいビールに乾杯!

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