『Planet Football』は29日、「プレミアリーグのTOP6クラブ、プレシーズンでの新戦力評価」という記事を掲載した。
今季は開幕と同時に補強が不可能になるプレミアリーグ。早い段階で動いているチームもあれば、ピンポイント補強で強化を図る者も。
新たに獲得された選手は、このプレシーズンでどんな状況になっているのか?その評価はいかに。
マンチェスター・シティ
リヤド・マフレズはようやく彼の意思を完成させた。バイエルン・ミュンヘンとの試合でデビューした彼は素晴らしいスタートだった。
彼はグアルディオラの古巣相手にスタメン起用された。その試合で怪我を負ってしまったが、6000万ポンド(およそ87.32億円)の価値の片鱗は見せた。
シティはリヴァプールに敗れるなど万全ではないが、マフレズはおそらくベルナルド・シウヴァのポジションに厚みを加えてくれる。
それはチャンピオンズリーグやカップ戦において、クラブにより大きな力をもたらしてくれるだろう。
マンチェスター・ユナイテッド
ディオゴ・ダロは怪我に苦しんでいるが、もうしばらくでピッチに戻ってくることができるだろう。
リー・グラントは3番目のゴールキーパーだけに、とりあえず今季は何の害もなく過ごしてくれればそれでいいだろう。
一方、フレッジはリヴァプール戦でデビューを果たし、すぐに若きペドロ・チリベジャにやられてしまった。最高のスタートではない。
ジョゼ・モウリーニョ監督はこの厳しいプレシーズンに苦言を呈しているが、不満を述べたところで勝てるわけではないので、なんとか組み込んでいく必要がある。
リヴァプール
ナビ・ケイタとファビーニョは、ワールドカップが行われている間にチームへ合流し、デビューも果たしている。
特にファビーニョはすでにプレシーズンで欠かせない存在となっており、そのインパクトあるプレーは重要だ。
ナビ・ケイタもチェスター戦でスターリッジのゴールをアシストし、戦力として計算できることを証明した。
アリソンは出られなかったが、シャキリはユナイテッド戦でなんとも素晴らしいオーバーヘッドを決めた。
これは忘れられないゴールになるだろうし、リヴァプールのファンにとってもそうなるはずだ。
チェルシー
リー・グラントが奇妙な移籍かと言われると、むしろチェルシーのロブ・グリーンのほうが奇妙である。
彼は昨季ハダーズフィールドでもプレーしなかったし、今季3番手のゴールキーパーになるとも思えない。
ただ、マウリツィオ・サリ監督は獲得したジョルジーニョをチームの中核として構築しようとしており、これはうまくいっているようだ。
ワールドカップにも出場しなかったジョルジーニョは万全であり、インテル戦ではフル出場で貢献している。
アーセナル
忙しい夏になった。ウナイ・エメリの到着は、固定化されていたアーセナルのビジネスに新しい風を吹き込んでいる。
パパスタソプーロス、ルーカス・トレイラ、ベルント・レーノ、シュテファン・リヒトシュタイナー、マッテオ・グエンドゥジ。
チームとしてはここまでの3試合で2勝1分け。PK戦でアトレティコ・マドリーに敗れただけである。
ここまでの試合でエメリ監督は戦力を見極めており、グエンドゥジをかなり気に入っていることがわかる。ユースのスミス=ロウなどの活躍もあり、未知数だが現状そこそこうまくいっている。
トッテナム・ホットスパー
そもそも新戦力がいない。