台風12号 大雨の影響続くおそれ

台風12号は6時現在、屋久島の南の海上にあり、1時間におよそ20キロの速さで東へ進んでいます。台風はこの後、種子島・屋久島地方を反時計回りに一回転し、8月1日は東シナ海を西に進むでしょう。この海域の海水の温度が高いため、やや発達しながら進む見込みです。西日本の太平洋側では大雨による影響が長時間続くおそれがあります。土砂災害や低い土地の浸水に引き続き警戒が必要です。

東日本は上空の寒気と地上の気温上昇により、大気の状態が不安定になります。山沿いを中心に局地的に雷を伴って激しい雨が降るおそれがあります。黒い雲が近づいてきたり、冷たい風が吹き始めると天気急変のサインです。そのようなサインに気づいたら、建物の中に入るなど身の安全確保に努めましょう。

気象予報士・印南 晴生

画像について:31日午前6時の台風12号の位置と進路予想。

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