もう2週間後には新シーズンが開幕するプレミアリーグ。
ここでは、『sportskeeda』による「今季のアーセナルで注目すべき若手選手」を見てみよう。
MF&DF:エインズリー・メイトランド=ナイルズ(20歳)
彼はチーム内で最も期待される若手のひとりだ。
20歳の新星はすでに名を成しており、アーセン・ヴェンゲル監督のもとではDF兼MFとして一貫して起用されていた。そのことで新シーズンでのよりタフな挑戦に対する準備はすでに整っている。
昨季は様々なポジションで起用されたメイトランド=ナイルズだが、前指揮官が適任だと感じていた守備的な役割を任されることが多かった。
ヴェンゲルはもういないが、エメリ新監督も彼に信頼を置いているように見える。
この若者はセットプレー、ドリブル、守備での貢献に熟練している。32歳になったナチョ・モンレアルには母国復帰の噂もあるが、(代役となる)メイトランド=ナイルズはチャンスがあるならいつでも掴む気があるだろう。
ただ、彼本人はセンターハーフが適任だと常に考えてきた。就任間もないエメリが彼をどのポジションで起用するのかを断言することは難しい。
とはいえ、ポジションがどこであろうとも、その圧倒的なポテンシャルに疑いはない。
MF:マッテオ・グエンドゥジ(19歳)
今夏ロリアンから加入した彼はまだあまり知られていない。
PSGでキャリアをスタートさせたグエンドゥジだが、2014年に退団。その後、ロリアンに移籍してトップチームで26試合に出場した。チームのリーグアン復帰を手助けすることはできなかったが、自身はアーセナルに引き抜かれることに。
EL王者アトレティコ・マドリーとのICCではエネルギッシュなプレーを披露。アーロン・ラムジーのような「Box to Box」タイプのMFになりうる。
また、試合中には自信もうかがえ、決して相手を追うことを止めなかった。インターセプトに強みがあるほか、ドリブルでの持ち上がりも好む。
アーセナルは似たタイプのウルグアイ代表MFルーカス・トレイラも獲得しているが、両者はうまく機能しうるだろう。
フランス語を話せるピエール・オーバメヤングとアレクサンドル・ラカゼットと仲がいいようにも見え、それは彼のような若手選手がノースロンドンの地に馴染むための手助けになるだろう。
すでに700万ポンド(10億円)での獲得は、バーゲン(掘り出し物)のように思える。
MF:エミール・スミス=ロウ(18歳)
彼はこの7月27日で18歳になったが、その前日のアトレティコ戦でスタメンに名を連ねた。
彼自身とファンにとって喜ばしいことに、この試合では驚愕の同点ゴールを決めてみせた。
この若者はトレーニングでエメリ監督に確かな印象を植え付け、プレシーズンツアーへの参加とスタメン出場を勝ち取ったのだ。
ただ、アーセナルの中盤には有力選手がひしめいており、攻撃的MFであるスミス=ロウが来季のプレミアリーグで出場機会を得るのは難しいかもしれない。
それでも、ローンするのではなく、チームに留まることになる可能性もある。ELや国内カップ戦でエメリから起用されるかもしれない。
今季のリーグ戦での出場は難しいとしても、今後クラブのスターのひとりになりうる存在だ。