ランボルギーニ アヴェンタドールSVJが量産車最速に!ニュルで6分44秒97を記録

ランボルギーニ アヴェンタドールSVJ

2018年夏発表予定のランボルギーニ アヴェンタドールSVJが、ニュルブルクリンク北コースで6分44秒97を記録して、量産車のラップレコードを更新した。この挑戦はピレリのテクニシャンとドライバーによるタイヤサポートを得て、ランボルギーニの研究開発チームの管理下で行われた。なお、ドライバーは、ランボルギーニの公式ドライバーのマルコ・マペリ選手が務めた。

ランボルギーニでは、2015年にアヴェンタドールSVが7分を切るラップタイムを達成し、2016年にはウラカンペルフォルマンテが6分52秒01で量産車記録を更新。2017年には6分47秒3をマークしたポルシェ 911GT2 RSに首位の座を譲ったが、今回のアヴェンタドールSVJで再び最速記録を打ち立てることができた。

ランボルギーニ アヴェンタドールSVJ

アヴェンタドールSVJの開発では出力向上が重視され、軽量素材を採用することでパワーウェイトレシオは1.98kg/hpを実現している。

また、最高のハンドリングを実現するため、ランボルギーニが特許を所得したエアロ・ベクタリング付きALA2.0 アクティブ・エアロダイナミクス・システムが採用された。それと同時に並外れたダウンフォースを確保ために、アクティブおよびパッシブ・ダイナミック・システムの全面的変更を行った。

さらに四輪駆動システム、リアホイールステアリング、ESCの強化のため、アヴェンタドールSVJの設定が再設計された。アヴェンタドールSVより大幅に堅くなったステアリングはSVJにおいて再チューニングが行われ、特別開発の新たなピレリ Pゼロコルサタイヤを標準装備。ラップタイムの挑戦では、オプション設定のピレリ Pゼロ トロフェオ Rタイヤが装着された。

ランボルギーニ アヴェンタドールSVJ

アウトモビリ・ランボルギーニCEOのステファノ・ドメニカリ氏は、「サーキットにフォーカスした車両の才能を示すランボルギーニの伝統に従って、イオタのJがアヴェンタドールSVJの名前の末尾についています。この新型車は、現在のベンチマークを超えたスーパースポーツカーを生み出すランボルギーニの技術の集結です。8月に行われるカリフォルニアのモンテレー・カー・ウイーク発表前にもかかわらず、ニュルブルクインクのラップタイムレコードを保持したことは、最高のデザインエンジニアリングと革新的な技術を誇るランボルギーニの力量を証明しています。SVJはパフォーマンスの頂点を極めたスーパースポーツカーであると同時に、他の追随を許さない運転の喜びを保証します。」とコメント。

さらに、最高技術責任者のマウリツィオ・レッジャーニ氏は、「これは、R&Dチームからテストドライバー、そしてピレリなどのパートナーに至るまで、アウトモビリ・ランボルギーニの専任スタッフによる卓越したスキルとチームワークが 示したもう1つの証明です。」と付け加えた。

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