〔熱中症〕7月23日から7月29日の7日間で13721人搬送、死者・搬送者数ともに先週と比べ大幅減

総務省消防庁は31日、熱中症による救急搬送状況(速報値)を公表しました。
7月23日から7月29日の7日間における全国の救急搬送者数は13721人で、前週(22647人)に比べて8926人減少、前年同期(5390人)と比べて8331人減少しました。
傷病の程度別では、初診時において死亡が確認された人は39人で、前週(65人)に比べて26人減少しました。また、3週間以上の入院加療を必要とする重症者は339人で、前週(685人)に比べて346人減少しました。
年齢別では、満65歳以上の高齢者が7113人で、全体の51.8%を占めています。
発生場所別では、住居が6783人と最も多く、全体の49.4%を占めています。
また、都道府県別では、大阪府が1160人と全国で最も多く、次いで、東京都が1146人、愛知県が1055人となっています。

気温や室内の温度が高い状況下では、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなることによって、体温の上昇・めまい・立ちくらみ・体のだるさ・頭痛・吐き気などの症状を呈し、重症化すると、けいれんや意識の異常など、様々な障害を引き起こします。こまめな水分・塩分の補給、扇風機やエアコンの利用などにより、熱中症の予防に努めましょう。

■熱中症による全国の救急搬送状況(2018/7/23~7/29・速報値)
・救急搬送者数:13721人
※前週比8926人減、前年同期比8331人減

<日別>
・7/23(月):3564人
・7/24(火):3034人
・7/25(水):2499人
・7/26(木):1779人
・7/27(金):1145人
・7/28(土):775人
・7/29(日):925人

<傷病の程度別> ※初診時の状況
・死亡 :39人
・重症 :339人
・中等症:4592人
・軽症 :8581人
・その他:170人

<年齢別>
・18歳未満:1788人
・18~65歳:4820人
・65歳以上:7113人

<発生場所別>
・住居(屋内外を含む):6783人
・工事現場や工場などの仕事場:1423人
・農・畜・水産作業の仕事場(田畑・海など):190人
・教育機関:665人
・屋内(飲食店・病院・劇場など):1333人
・屋外(競技場・屋外駐車場など):1232人
・道路:1639人
・その他:456人

<都道府県別> ※上位5都道府県まで
・大阪府:1160人
・東京都:1146人
・愛知県:1055人
・兵庫県:768人
・神奈川県:656人

◆総務省消防庁|熱中症情報
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/fieldList9_2.html
※総務省消防庁は、上記Webサイトに熱中症の予防啓発コンテンツを設置し、熱中症の予防を呼び掛けています。

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