三浦の高校生、姉妹都市の豪へ派遣「文化の違い学びたい」

 国際交流を目的に、神奈川県三浦市の姉妹都市・豪ウォーナンブール市に派遣される三浦市内の中学生、高校生8人が30日、市役所で開かれた壮行会に出席した。自然やコミュニケーションの取り方、学習方法など「オーストラリアと日本の違いを学びたい」と意気込みを語った。

 8人は中学2年生から高校2年生。8月1日から16日までウォーナンブール市などに滞在し、同市内の学校で授業に参加するほか、自ら決めた研究テーマに沿って調べる。

 壮行会では、生徒一人一人が研究テーマを発表し、「コミュニケーションの仕方の違いを調べるため、積極的に現地の人々と接したい」「観光とは違う側面で、オーストラリアの良いところを見つけたい」などと抱負を述べた。

 2市は1992年、姉妹都市提携を締結。三浦市からはこれまでに、計244人の中高生が派遣されている。吉田英男市長は「短い期間だが、有意義な時間を過ごしてほしい」と激励した。

豪・ウォーナンブール市に派遣される中高生ら=三浦市役所

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