高島と伊王島の島民で結成 響け♪アイランド合唱団 4日の音楽イベント出演 明るく元気に練習

 長崎市の高島と伊王島に暮らす30~80代の島民で結成した合唱チーム「アイランド合唱団」。高島町の高島海水浴場特設ステージで4日開かれる音楽イベント「タカシマタカラジマ音光祭」(高島地区活性化イベント実行委主催)へ向け、明るく元気に練習を重ねている。
 アイランド合唱団は、メンバー全員が70歳以上の「高島70’s合唱団」と、主婦を中心とした「伊王島Camellia合唱団」の合同チーム。高島を拠点とする音楽グループ「RAINBOW MUSIC」のnoncoさんが両合唱団を指導しており、昨年からタッグを組んでいる。
 「緊張して歌詞が飛んでも大丈夫。いつも通り、笑顔を大切に」-。7月27日夜、伊王島開発総合センターで開かれた合同練習で、noncoさんがメンバーに語りかける。
 本番で歌うのは中島みゆきの「時代」など3曲。このうち、映画「天使にラブソングを」の劇中歌に「昔は炭坑、今はリゾート」「広い心で包み込む海は壮大」など、島ならではの歌詞を付けた曲も披露する。
 ほがらかな歌声と笑い声を響かせながら、本番を待ちわびるメンバー。20歳のころから高島町で暮らす橋口龍司さん(80)は「いい仲間に恵まれている。とにかく楽しく歌いたい」、伊王島で生まれ育った横田紀子さん(77)は「友人に誘われて始めた。今では歌うことが生きがい。たくさんの人に聴いてほしい」と気合十分だ。
 音楽イベントは午後4時から。RAINBOW MUSICや歌手のタナカハルナさんらが出演する。入場無料。

練習に励むメンバー=長崎市、伊王島開発総合センター

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