防災重点ため池のハザードマップ、住民説明なし 宮崎、西都市

 下流に家屋や公共施設などがあり、決壊すると大きな被害が発生する恐れがある「防災重点ため池」について、ため池のある県内12市町のうち、宮崎、西都市が決壊の危険性や浸水予測について住民に直接説明していないことが31日、宮崎日日新聞社の調べで分かった。2市は住民への周知について、ハザードマップをホームページ上で公表しているだけだった。他の10市町についてもハザードマップの作成状況や住民への周知方法に格差があり、インターネットを利用しない世帯や災害弱者への周知が課題となりそうだ。

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