【東洋鋼鉄、大冷風で工場冷却!】熱中症対策、大型エアコン設置

さびを生む結露の予防にも

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 厳しい暑さが続き、モノづくり現場では作業者の安全管理はもちろん、生産性を損なわないためにも熱中症対策が欠かせない。

 コイルセンター・ブランキング加工大手の東洋鋼鉄(本社・千葉県浦安市港、社長・村上京子氏)では、大風量スポットエアコン「室外機付きスポットバズーカ」(サイシュウテクノ取扱い)を本社工場、浦安工場(いずれも浦安鉄鋼団地内)の両拠点に設置。この時期、工場冷却に威力を発揮している。

 工場用の冷却装置はミストを使うものが多いが、ミストはさび発生の原因になり、構内に熱気もこもりやすい。同社では水を使わず、熱気処理できる設備として「室外機付きスポットバズーカ」の導入を決めた。両工場とも湾岸に位置するため、もともとは結露対策を考慮したが、大冷風が遠くまで届く特性が工場スペースのスポット冷房の役割も果たし、湿気取り・体感温度の引き下げに功を奏しているようだ。

 実際、工場では夜間も稼働させ、夜のうちに湿度を下げている。

 同社では両工場に合わせて4セット(1セットで2送風口。本社工場=3、浦安工場=1)を設置した。設置費用は約1200万円。稼働開始は昨年だが、真夏の期間を丸々使用するのは今年から。

 屋根に「樹脂」吹付け

 同社は以前も本社工場を二重屋根構造にし、屋根には耐熱塗料を塗布。事務所窓には遮熱フィルムを貼るなどの暑さ対策を実施。現在は浦安工場の屋根に樹脂の吹き付け工事を手掛けているところだ。

 また、現場の暑さ対策としてポカリスエット飲み放題、アイスや冷却剤の支給、作業着クリーニング(代金会社負担)なども行っている。