CAは完璧なイメージ?
いつも笑顔で物腰柔らかく、語学は堪能で才色兼備、何をしても完璧!
CAにはそんなイメージを持っていませんか?
もちろん、そんなCAが多い中、おっちょこちょいでドジなCAもいるんです!
今回は、そんなCAの失敗談をお話します。
エピソード1:明日じゃないの!?
筆者にとって初めてのステイフライトはインド・トリバンドラムでした。
24時間後に控え、同期のお誘いも断り、荷物の準備も済ませ、早々にベッドに入っていた22時頃のこと。
「どうしてフライトに来ないの?」と会社から連絡が。
「え?今日は休みで、明日の0時半のフライトですよね?」と答えると、「1日間違えてる!今日の0時半!今すぐ来て!!」
と言われました。
そう、日付を一日間違えていたのです。
お客さまは全員搭乗されていて、地上でのサービス(おしぼりやキャンディのサービス、ビジネスクラスではウェルカムドリンク、離陸後のお食事のリクエスト等)も全て終わっていて、筆者の搭乗を待って、飛行機は何とか定刻通りに離陸できました。
エピソード2:今日じゃないの!?
ネパール・カトマンドゥフライトのためにコンピューターのタイムカードを押すと、「フライトはありません。」とメッセージが。
早朝のイギリス・ロンドンフライトから帰ってきた時に、次のフライトをしっかり確認したのに。
慌ててスケジュール担当に聞きに行くと、「明日の今の時間、カトマンドゥフライトの予定だけれど」と。
こちらも一日日付を間違えてしまっていました。
エピソード1のように、お客さまをお待たせするよりマシですね!?
エピソード3:大慌て!?
イタリア・ローマフライトにて、お食事前のおしぼりのサービス中。
トングからおしぼりが落ちてしまって、お客さまの頭の上に!
ポロっと頭の上からお膝に落ちたのをお客さまが拾ってくださったのですが、慌ててしまってそのおしぼりをなぜかまたトングで奪い取ってしまいました。
お客さまも驚かれて、ぽかんとわたしを見ていたのを見て我に返りました。
そんな時のために⁉️覚えていた、世界の言葉で「ごめんなさい」が役に立ち、お客さまは笑って許してくださいました!
エピソード4:フライトに間に合わない!?
長期休暇で海外旅行へ。
チケットは、IDチケットと呼ばれる特別なチケットで、正規料金の90%オフの代わりに、予約ができず、空席があれば乗れるというチケット。
社員だけが見られる予約サイトで10席の空席を確認していたのですが、当日団体客が入り、フライトは満席。
帰れなくなってしまいました。
直行便だけでなく、経由便や他社のフライトも調べたのですが、全て満席。
次のフライトには間に合わないので、クビを覚悟し会社に連絡し、次のフライトのスケジュール調整をしてもらいました。
せっかくなので楽しまなくちゃ!と開き直ってもう1泊し、事情を知っている現地の地上職員さんたちと楽しい日を過ごしました。
もちろん、次のフライトに穴をあけているので、減給などの大きなペナルティがあったのはここだけの話です。
エピソード5:PAブックがない!?
初めての英語でのPA(機内アナウンス)。
苦手でいつも避けていたのですが、この日は珍しく誰もおらず、ついにやらざるを得ず。
それなのに、英語PAのマニュアルがない!
その上、機長や客室責任者の名前を書いたメモも行方不明!
30分の短いフライト、現地の言葉のPAも続くので探している暇はなく、アドリブで乗り切りました。
マニュアルはそのすぐ後に、メモと一緒に見つかりました。
完璧に見えるCAも、こんな風に色んな失敗を経て成長していくんですよ。
新人CAを見かけた時は、ぜひ温かく見守っていただけると嬉しいです。