【私鉄に乗ろう 62】長良川鉄道越美南線 その7

美濃市駅から1.1kmで梅山駅。駅の左側は岐阜県立武義高校です。

この駅の方が「うだつの上がる町並み」に近いですね。長良川はまだ西側に1km程離れています。大正4年(1915年)に架けられた吊橋の美濃橋は国の重要文化財指定です。人と自転車しか渡れません。

駅名標。1987年(昭和62年)長良川鉄道になってからの開業です。

ようやく長良川が近づいてきました。国道156号に架かる橋が見えますが、これは長良川を渡るのでは無く、川が蛇行する部分で山が迫っているため、橋で川の上を川に沿って通っているのです。長良川鉄道はこの後トンネルに入ります。

3.5kmと長い駅間で湯の洞温泉口駅。ホームが左にカーブしています。

ホーム上に見事な藤棚があります。長良川鉄道の沿線は冷涼な気候なので4月初旬のこの時期には、まだ葉も出ていません。藤棚の大好きな筆者としては、花の時期に再訪したいですねぇ。

駅名標。駅舎も見えます。1926年(昭和元年)旧国鉄越美南線板取口駅として開業しています。1956年(昭和31年)美濃立花駅に改称、1986年(昭和61年)長良川鉄道に転換と同時に湯の洞温泉口駅に改称されました。駅名の元になっている湯の洞温泉は長良川を渡った対岸を上流側に進み1kmほど山間の谷に入ったところにあります。

ホームの横には遊具があって、公園になっているのかな。

ここまでは長良川の左岸(東)側を走ってきましたが、頭上を東海北陸自動車道が長良川を渡る場所で長良川鉄道も第1長良川橋梁を渡ります。この先は、八坂駅の先、第2長良川橋梁で長良川を渡るまでは右岸を行きます。

国道156号から長良川を渡って県道324号に抜ける延長260.5mという短い県道288号の洲原橋(約120m)が見えてきました。

ようやく長良川鉄道らしく長良川沿いを走ります。次回【私鉄に乗ろう 62】長良川鉄道越美南線 その8 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)

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