香川真司とマルシャルは同じ道辿る? 英メディアが注目する「マンUでキャリアが下降線辿った者」

マンUでプレイしていた香川 photo/Getty Images

名将アレックス・ファーガソン氏が退任して以降、マンチェスター・ユナイテッドの補強は混乱状態にある。後任のデイビッド・モイーズは上手くファーガソン氏のチームを引き継ぐことができず、その後を受けたルイ・ファン・ハールもジョゼ・モウリーニョも個性が強い指揮官だ。好き嫌いがはっきりしているため、合う選手と合わない選手の差が激しい。今夏に移籍が騒がれているFWアントニー・マルシャルもそうだ。

英『Squawka』は「マンUに加入してからキャリアが下降線を辿った者」と題し、苦しんだ選手を特集している。その中には日本代表MF香川真司も入っている。香川はドルトムントで大ブレイクし、2012年夏にマンUへ引き抜かれた。ファーガソン氏の下ではハットトリックを達成するなど順調だったのだが、モイーズに指揮官が交代したことで状況は一変。思うように出場機会を確保できない状況になってしまった。

同メディアは、「今は香川も再びフットボールを楽しんでいる」と伝えており、ロシアワールドカップでも香川は躍動した。香川の能力が問題というわけではなく、マンUが香川を上手く活かせなかったと考えていいだろう。そして今、マルシャルもそれと同じ道を辿るのではないかと見られているわけだ。

マルシャルはファン・ハールの下では快調なスタートを切ったが、モウリーニョの下ではポジションを確保できていない。アレクシス・サンチェス加入も響き、ついにはロシアワールドカップでのフランス代表メンバー入りも逃してしまった。これは下降線を辿っていると言われても仕方がない。才能は確かなだけに、クラブを変えれば状況は改善されるはずだ。マンUはまたも才能を活かせないまま手放してしまうのだろうか。

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