9日の長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典を前に、長崎市は4日、会場の平和公園(同市松山町)に日よけの大テントを設置した。
大テントは幅38メートル、奥行き41・4メートル、高さ12メートル。委託を受けた県テントシート工業組合の作業員が、白い天幕をクレーンでつり上げ、鉄製のポールで固定した。テント内には椅子約3200脚を用意する。
同組合の山本良二理事長(62)は「式典が無事に開催されるよう、安全に注意して作業する」と話した。
記録的な猛暑が続く中、熱中症対策として、会場に人工霧の発生装置を例年より多く設置する。参列者には冷却剤を配布し、塩分補給のタブレットも自由に手に取れるようにする。式典リハーサルは7日。
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