ひき逃げで会社役員逮捕 川崎署、容疑を否認

 川崎市川崎区内で4日に職業不詳の男性(79)が死亡したひき逃げ事件で、川崎署は5日、自動車運転処罰法違反(過失致死)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、横浜市鶴見区北寺尾5丁目、会社役員の男(50)を逮捕した。

 逮捕容疑は、4日午前0時25分ごろ、川崎市川崎区藤崎1丁目の国道132号で、男性を乗用車ではねて死亡させ、そのまま逃走した、としている。同容疑者は「車が縦に揺れたのは分かったが、道路が陥没していると思った」と供述、容疑を否認している。

 署によると、男性は事故直前、横浜市神奈川区に住む知人の男(47)=暴行容疑で逮捕=とトラブルになり殴られるなどして転倒。その後、乗用車にひかれたとみられる。

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