広島、巨人ともに勝利 阪神はヤクルトと1ゲーム差…セ5日はこうなった

広島・緒方孝市監督【写真:荒川祐史】

5位中日、6位DeNAはともに敗れる

 広島が独走態勢を築いているセ・リーグ。5日も3試合が行われ、その広島はDeNAに延長戦の末に競り勝ち、貯金を今季最多タイの18とした。巨人は今村のプロ初完封で中日に連勝し2位の座を守った。

 広島は菊池、鈴木、安部のソロ本塁打などでリードを奪ったが、9回に守護神中崎がつかまって同点とされ延長戦に。10回に1死一、三塁で西川の二ゴロ併殺崩れの間に勝ち越すと、その裏は高橋樹が無失点に封じた。花巻東高出身の左腕はプロ初セーブをマークした。

 巨人は4回にマギーのソロ本塁打、マルティネスの適時二塁打を放って2点を奪うと、このリードを先発の今村が1人で守り抜いた。中日打線を6安打無失点に封じて、7年目でプロ初完封。中日は7回2失点と好投したベテランの山井を援護出来ずに、5連勝のあと2連敗となった。

 阪神はヤクルトに勝利し、その差を1ゲームとした。5回に中谷の適時三塁打などで2点を先制。7回には糸井の押し出し死球で1点を加えた。先発の小野は5回6安打1失点で降板となったが、桑原、能見、藤川、ドリスのリレーで逃げ切った。

 この日セ・リーグに順位の変動はなし。上位2球団が勝ち、下位2球団が敗れたため、その差が拡大。阪神は3位ヤクルトとの差を1ゲームとし、Aクラス浮上が見えてきた。

【4日終了時点】
1広島 54勝37敗1分
2巨人 48勝50敗1分 9.5
3ヤクルト 44勝47敗1分 0.5
4阪神 40勝47敗1分 2.0
5中日 44勝52敗1分 0.5
6DeNA 42勝50敗2分 0.0

【5日終了時点】
→1広島 55勝37敗1分
→2巨人 49勝50敗1分 9.5
→3ヤクルト 44勝48敗1分 1.5
→4阪神 41勝47敗1分 1.0
→5中日 44勝53敗1分 1.5
→6DeNA 42勝51敗2分 0.0(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2