大観衆の中 堂々行進 初戦に向け練習でしっかりと汗

 長崎県代表の創成館は入場行進で出場校中7番目に登場。スタンドを埋め尽くした約4万2千人の大観衆が見守る中、長崎大会の優勝旗を持った主将の峯を先頭に100回目の夏の聖地を力強く踏み締めた。
 強い日差し、茶色い土、緑の芝生に、真っ白いユニホームがよく映えた。夏は3年ぶり2度目、ここ6年間で春夏計5度目の出場で知名度も上昇中。アナウンスで「創成館」と紹介されると、スタンドから大きな拍手が送られた。
 午後からは大阪府和泉市に移動して練習。走塁や打撃、重さ4キロのメディシンボールを使ったトレーニングなどに汗を流した。3日ぶりに投球練習したエース川原は「春とは違う空気。モチベーションは上がってきた」、長崎大会でチーム最高打率の松山は「暑さに負けずに最大限のパフォーマンスを見せる」と9日の創志学園(岡山)との初戦が待ち遠しい様子だった。

開会式で入場行進する創成館の選手たち=甲子園
メディシンボールを使ってトレーニングする創成館の選手=和泉市、信太高グラウンド

© 株式会社長崎新聞社