科学って楽しい 川崎で体験会、ハンドクリーム自作も

 夏休み中の子どもたちに科学やものづくりの楽しさを体験してもらう「かわさきサイエンスチャレンジ」が4、5の両日、川崎市高津区のかながわサイエンスパーク(KSP)で開かれ、多くの親子連れでにぎわった。同運営委員会の主催。

 市内を中心に26の企業・団体が光触媒やウレタンを使ったワークショップ、ロボットを操るプログラミング教室など34企画を用意、子どもたちは興奮した様子で会場内を歩いて回っていた。

 川崎区に本社がある医薬品、化粧品メーカーの「ユースキン製薬」のコーナーでは、ハンドクリーム作りを体験。人の皮膚とクリームには水と油と保湿成分が必要なことを知った子どもたちは早速実験に挑戦した。

 好きな色を付けた水に油を加え、慎重に分量を量りながら乳化剤を加えると、分離していた水と油が混ざってクリーム状に。母親と訪れた高津区の畑佐菜々花さん(10)は「肌のことが学べてすごく楽しかった。乳化剤を入れると、水と油が混ざってびっくりした」と、自分で作った紫色のクリームを不思議そうに見つめていた。

真剣な表情でハンドクリーム作りに取り組む子どもたち=かながわサイエンスパーク

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