現地時間4日に中国スーパーリーグの第16節が行われ、上海申花が長春亜泰に1-1で引き分けた。
1-1の同点で迎えた77分に問題が発生。センターサークル付近に立っていたFWデンバ・バ（上海申花）が突如相手MFチャン・リーのもとへ詰め寄り、両軍の選手が入り乱れる騒動へと発展した。英『Daily Mail』によると、デンバ・バがチャン・リーの侮辱的な言動に激怒。この発言にデンバ・バの肌の色を揶揄する言葉が含まれていたようだ。上海申花のウー・チングイ監督は試合後に行われたインタビューで、一連の騒動について言及している。
「中国スーパーリーグには、多くの異なる肌を持つ選手たちが在籍している。我々は対戦相手をリスペクトすべきであり、差別などあってはならない。今は冷静な気分にはなれないね。選手に対するリスペクトが失われたことを非常に残念に思う」
人種差別に繋がる行為はサッカー界のみならず、一般社会においても許されるものではない。報道内容が事実であればチャン・リーに処分が科せられて然るべきだが、関係当局の裁定を待ちたいところだ。
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