議論なく手術同意 県強制不妊資料開示

 「子どもを生んでから優生手術するのではなく、(一部判読不能)早く実施すべきですね」。県が6日に開示した、旧優生保護法下に行われたとみられる強制不妊手術の実態を示す資料には、手術の可否を決める県優生保護審査会のやりとりが記録されていた。14、15歳の少女も書類の確認と簡単な質疑だけで強制不妊手術が機械的に決定していた状況が明らかになった。

© 株式会社宮崎日日新聞社