住友商事とメタルワン、国内鋼管事業統合契約を締結 来年1月「住商メタルワン鋼管」発足

 住友商事とメタルワンは6日、両社グループの国内鋼管事業統合契約を締結したと発表した。2019年1月をめどに両社と傘下の国内鋼管関連事業を対等比率で統合し、「住商メタルワン鋼管」を発足。両グループの持つ専門性と機能性を強化し、国内鋼管マーケットの事業環境変化に対応していく。

 統合の対象は、住商とメタルワン両社の国内鋼管事業、両社の事業会社である住商鋼管とメタルワン鋼管の全事業、住商の北海道・東北・九州の各グループ国内独立法人で手掛ける鋼管事業、メタルワングループのメタルワン西日本、メタルワン菱和で行う鋼管事業。許認可などの諸事情を勘案して、手続き上、メタルワン鋼管を存続会社とする吸収合併で統合する。

 資本金は5億円で、住商とメタルワンが50%ずつ出資。従業員は約890人、年間売上高は約1900億円規模となり、国内最大の鋼管流通事業会社が誕生する。

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