バイエズ2安打2打点 ハメルズはカブス移籍後2連勝

【カブス3-1ロイヤルズ】@カウフマン・スタジアム

カブスは移籍後2先発目となったコール・ハメルズが6回1失点の好投を見せ、「4番・三塁」で先発出場したハビアー・バイエズは25号ソロを含む2安打2打点の活躍。3対1と2点をリードした7回以降はスティーブ・シーシェック、ブランドン・キンツラー、ペドロ・ストロップのリレーでロイヤルズの攻撃をシャットアウトし、接戦を制した。ハメルズは移籍後初先発となった前回登板でも5回1失点(自責点0)と好投しており、これで移籍後2連勝。バイエズは今季の打点数を88とし、リーグトップを走っている。

リーグ打点王のバイエズが打席に入るたびに、リグリー・フィールドには「M-V-P」のチャントが鳴り響いた。昨季までは随所にパンチ力を発揮する一方で粗さが目立っていたバイエズだが、今季はここまで3割を超える打率(.302)をマーク。三振が多く四球が少ないバッティングは相変わらずだが、打撃の確実性が増しているのは明白だ。直近10試合で打率.400(40打数16安打)、6本塁打、14打点とここにきてさらに調子を上げており、今後の活躍次第ではMVPレースに名乗りを上げることになるだろう。なお、バイエズはこの試合で25号本塁打を放ったが、出場110試合目での到達はカブスの二塁手としては1990年のライン・サンドバーグ(92試合)、1929年のロジャース・ホーンスビー(106試合)に次ぐ3番目のスピード記録となっている。

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