今夏はアトレティコ・マドリードにトマ・レマル、リヴァプールにファビーニョ。とにかくモナコの売却が止まらないのだ。ここ2年、モナコから優秀な選手が続々と流出しており、売却益は恐ろしいレベルになっている。
スペイン『MARCA』が特集しているが、ここ2年の市場での動きを振り返ると5億5000万ユーロ分も選手を売却している。最も大きいのはパリ・サンジェルマンに移籍したFWキリアン・ムバッペで、PSGは獲得に計1億8000万ユーロを注ぎ込んでいる。
その他にもアトレティコにトマ・レマル(7000万ユーロ)、マンチェスター・シティにベンジャミン・メンディ(5750万ユーロ)、ベルナルド・シウバ(5000万ユーロ)、リヴァプールにファビーニョ(4500万ユーロ)、チェルシーにティエムエ・バカヨコ(4000万ユーロ)などモナコで価値を高めた選手を高値で売却している。
彼らビッグネームの他にも、今夏はDFテレンス・コンゴロがハダースフィールドタウンに2000万ユーロ、同じくハダースフィールドタウンにFWアダマ・ディアカビ(1000万ユーロ)、レスター・シティにMFラシド・ゲザル(1400万ユーロ)、ウォルバーハンプトンにMFジョアン・モウチーニョ(560万ユーロ)がモナコから加入している。
同メディアは「金のなる木」と伝えているが、ここ2年の売却ぶりは驚きだ。国内のライバルであるPSGと対等に戦うことは難しくなってきているが、ビジネスとしては大きな成果と言えるのだろう。