河野知事、強制不妊手術「人権侵害だった」

 河野知事は7日、旧優生保護法(1948~96年)に基づく強制不妊手術に関連し、県として男女37人の個人名が記された資料の発見が大幅に遅れたことについて、定例会見で「庁内の情報共有不足、文書取り扱いに誤りがあった。大変申し訳ない」と陳謝した。資料の一部を巡っては、昨年9、11月の段階で複数の職員が存在を確認しながら、職場間での連携不足や不適切な管理によって県としての把握が今年7月にずれ込んだ。知事は「(7日の)幹部会議でも今回の問題点を指摘し、適正な文書管理、情報共有の徹底を指示した」とも述べた。

© 株式会社宮崎日日新聞社