「意味ある」養育費払って、ジョリーさん訴え ブラピとの離婚訴訟泥沼化

By 太田清

アンジェリーナ・ジョリーさん(左)とブラッド・ピットさん=2012年2月(AP=共同)

 2016年に女優アンジェリーナ・ジョリーさん(43)が離婚を申請し、ロサンゼルスの裁判所で係争中のジョリーさんと男優ブラッド・ピットさん(54)夫婦だが、ジョリーさん側がピットさんは1年半にわたって6人の子供に「意味のある養育費」を払っていないとして、支払いを求める主張を行っていることが8日までに、明らかになった。米NBCテレビ(電子版)が報じた。 

 「意味のある」という主張が何を指すかは不明だが、6人の子供に対し十分な金額を払っていないことを意味している可能性がある。ジョリーさん側は、ピットさんが要求に応じなければ裁判所に支払い命令を出すよう求める計画があることも明らかにした。ピットさん側のコメントは現時点でないという。 

 ジョリーさんの弁護士が裁判所に提出した文書は、ピットさんが「子供を養育する義務があるが、夫婦の別離以来、意味のある養育費を払っていない」と主張した上で「過去1年半にわたり、夫婦の間で達した養育費支払いに関する非公式な合意が守られていないとの事情に鑑み、裁判所に支払い命令を出すよう求める意向がある」と述べている。 

 2人は2014年8月にフランスで挙式し、正式な夫婦になった。養子を含む6人の子どもがいる。離婚申し立ての理由はピットさんの父親としての振る舞いへの不満で、ジョリーさんは子ども全員を引き取り養育する権利を求めているという。  

 ジョリーさんは女優や監督、プロデューサー業の他に国連難民高等弁務官事務所の特使も務めている。ピットさんも男優、プロデューサーの他、ジョリーさんとともに慈善団体への巨額の寄付で知られる。 (共同通信=太田清)

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