井手口の苦しすぎた”半年間”にリーズサポーターも嘆く W杯出場逃し、ビエルサの下でも構想外に

リーズに所属する井手口 photo/Getty Images

マルセロ・ビエルサの下でどのような成長を見せるかが注目されていたリーズ・ユナイテッドMF井手口陽介だが、先日ビエルサは井手口が構想外になりつつあることを示唆していた。各ポジションで井手口は2番手にも入ることができず、出場機会を十分に与えられないというのだ。

井手口は昨年8月のロシアワールドカップ・アジア最終予選オーストラリア代表戦で見事なミドルシュートを決め、日本代表をワールドカップ出場へと導いた。その活躍にリーズが目をつけ、サポーターも21歳時点で日本代表で出場機会を得ていた井手口の獲得を喜んでいた。しかし、井手口はレンタル先のクルトゥラル・レオネサで苦しみ、リーズに戻ってきてからもビエルサの構想外になりつつある。

英『HITC』によれば、リーズのサポーターからは井手口に同情する声も出ているという。リーズ行きを決めた今年1月から、井手口は非常に苦しい日々を過ごしているからだ。

「我々は彼のワールドカップ行きのチャンスを潰し、それから彼はプランに入ってないと伝えたのか。酷いな」

「彼のここ7、8か月は厳しいものだったはずだ。残念だよ」

「彼はイングランド3部にレンタルすべきで、最終的な判断はそれからだ」

サポーターからはこうした意見が挙がっており、ワールドカップのメンバーからも漏れた井手口のこの半年間が可哀想なものと捉えられているようだ。確かに今年1月に移籍を選ばずガンバ大阪でプレイを続けていれば、代表メンバーに入れたかもしれない。結果的に考えればワールドカップ直前の海外移籍は失敗に終わったと言える。サポーターの中には完全移籍で放出するのではなくレンタルに出して様子を見るべきと考えている者も多いようだが、日本期待の若手MF井手口の今後はどうなるのだろうか。

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